ギャップ萌えですね。分かります。
※注意※
格好良いカカシが好きな人は読まないで下さい。
カカシが大変アホです(今更ですか。そうですか)
心に余裕がある人推奨です。
にゃんにゃんにゃんの猫の日に、俺はイルカ先生宅で猫耳をつけて先生の帰宅を今か今かと待ちかまえていた。
何故、そんな格好をしているかって?
それはもちろん。先生に新たな世界を見せるためだ。
今日は2月22日。
世間一般では猫の日と呼ばれる日だと知ったのは、今朝のニュースからだ。
この日ほどイチャパラにも載っている猫耳プレイをするのに相応しい日があるだろうか。いや、ない。
「ただいま帰りましたー」
ガチャリとドアノブを捻ってイルカ先生が姿を現す。
「イルカせんせーい!お帰りなさーい!」
「…っ、カカシ先生」
両手を広げて迎え入れ、ぎゅっと身体を抱きしめて頬ずりをすると、イルカ先生の匂いを胸一杯に吸い込む。
ちゅっちゅっと軽く口付けを落としながらイルカ先生の髪ひもを解く。
恋人同士のキスをするため、優しくイルカ先生の顔を撫でて正面から見下ろし、そして俺は予想外なものを両目に映して身体を強張らせた。
イルカ先生にはいつもの笑顔がなく、完璧なまでの無表情だった。その瞳に一瞬浮かんだ感情を読み取るのは上忍である俺にも不可能だろう。
ひんやりとしたチャクラが周囲を取り巻く。
絶対零度の眼差しが俺を見詰めていた。
「…え、えっと…先生?」
戸惑いながら声を掛けると、イルカ先生は表情を変えずに怖ろしいほど平坦な声で俺の名前を呼んだ。
「カカシさん…」
「は、はい!」
思わず声が裏返ってしまったのは不本意だったが、仕方がないことだと言えるだろう。
だって、こんな冷たい表情と眼差しでイルカ先生に見詰められたことなどなかったのだから。
いつものイルカ先生なら真っ赤になって怒ったり、戸惑っておろおろするのが普通の反応だった。
「…何て格好してるんですか」
冷気は更に強まり、ぶるりと背筋が震える。
それとは真逆に俺の下肢は燃えるように熱く滾っていた。
イルカ先生に見せるはずだった未知なる世界を俺はこの時知ってしまった。
これがギャップ萌え!というヤツですね!!
自来也様っ!!!
「イ、イルカせんせぇーーーーっっ!…ぐおっ!!…っっ!!!!」
がばりと襲いかかった俺の股間をイルカ先生の膝が直撃した。
「いい加減にしないと、家から追い出しますよ」
あくまでも冷淡なイルカ先生の声を聞きながら、俺は股間を押さえて悶絶しつつも心の中で「萌えーっ!」と叫んだのだった。
THE END
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色々とすみません(土下座)
エロ仙人も苦い顔をしてると思われますw
個人ペーパーのカカイルと同じ人達です。
- 2010/02/24 (水) 13:35
- 短編